ビタミンCの約150倍の効果!最近話題の成分フラーレンとは?

fullerene

最近フラーレンという成分が、様々な化粧品に使われ始めています。

化粧品での説明には、「最近話題の美容成分フラーレン配合」と書いてあります。

話題と言われるからにはどういう風に良いのか?

肌にはどのような効果をもたらすのか?

疑問に思っている人は多いと思います。

フラーレンは美容成分としては勿論、医療業界でも注目されるほど素晴らしい効果を発揮するものではあるので

これからフラーレン配合の化粧品を使う人や、フラーレンの存在を知らない人も、知っておいて損は無いものではあります。

1.フラーレンの魅力は強い抗酸化作用!そもそも抗酸化作用とは?

フラーレンがどういう成分かを紹介する際に使われるのが「ビタミンCの約150倍の抗酸化作用」という言葉です。

強い抗酸化作用があるので、肌が酸化するのを防いでくれるという効果があります。

酸化というのは、金属の錆びてしまうことや、切ったリンゴをそのままにすると変色してしまうと言ったような、酸素が触れたことによる化学反応のことを言います。

金属のサビや変色したリンゴをイメージした通り

肌の酸化というのも、もちろん肌にとっては良くないものとなっています。

活性酸素という反応性の強い酸素が体内で生成される事で、肌の細胞を傷付けてしまい、シミやシワやたるみ、そしてニキビなどの肌トラブルの原因になってしまうのです。

肌の酸化=肌の老化と考えても良いでしょう。

活性酸素は、人間が呼吸をしている限りずっと生成されているものなので、活性酸素の生成自体を止めることは出来ません。

そのため、抗酸化作用のあるもので活性酸素を除去させることが大切です。

フラーレンはその活性酸素を除去させることにおいては、様々な抗酸化成分の中で特に効果を発揮させることが出来ます。

2.フラーレンが除去してくれる活性酸素。活性酸素がたくさん生成されると、体にこんな影響を及ぼします。

そもそも活性酸素の発生というのは

人間が呼吸をして体内に取り込んだ酸素がエネルギーとして消費された後に、そのうちの2%が反応性の強いもの(活性酸素)に変化することから起こってしまいます。

ある程度の量の活性酸素であれば、体内のウイルスを除去してくれるなどの良い働きをしてくれるものではありますが、量が多いと体の細胞を傷付けてしまいます。

肝臓の機能を低下させたり、血管を詰まらせたりと健康面でもそうですが、シミやそばかす、シワやニキビなどの肌トラブルも引き起こしてしまいます。

そして紫外線や喫煙、ストレスや偏った生活によって活性酸素はさらに多く生成されてしまいます。

3.抗酸化力はもちろん、守備範囲、安全性と共にフラーレンは優れています。

紫外線や喫煙など、様々な原因で発生する活性酸素は、それぞれ種類も異なっています。

ですがフラーレンは、どの種類の活性酸素に対しても効果を発揮することが出来ます。

フラーレンの他にも抗酸化作用を持つ成分は存在しますが、全ての種類の活性酸素を除去出来るわけではありません。

なので、どの種類にも対応出来るという点ではフラーレンは万能といえます。

さらに他の抗酸化成分は、自らが身代わりになって活性酸素を除去させる仕組みになっており、つまり除去させるイコール消滅してしまうのです。

その点においてもフラーレンは、消滅することなくその部分に留まっています。

フラーレンはサッカーボールのような形をしているので、サッカーボールのそれぞれの面で活性酸素を吸着し続けます。

持続して活性酸素を除去させる時間は11時間と言われており、肌のターンオーバー(新しい肌が作られ、古くなった肌が垢となって剥がれ落ちる現象)に合わせて、垢とともに体外に排出されます。

いずれは体内から出ていくということもあり、フラーレンは人体にとってとても安全性が高いと言えます。

4.国も認める万能成分!フラーレンが2%以上配合されているものには、指定のマークが入っています

フラーレンには、水に溶けやすい水溶性フラーレン(ラジカルスポンジ)と、油分に溶けやすい脂溶性フラーレン(リポフラーレン)とで2種類存在しています。

水溶性フラーレンは化粧水などに配合されており、水に溶けやすいという点から様々な化粧品に配合しやすいという特徴を持っています。

脂溶性フラーレンは主にクリームなどに配合されています。フラーレンはもともと油分と馴染みやすい性質があるので、クリームなどの油分が多く含まれている化粧品に高濃度で配合しやすいという特徴があります。

またフラーレンが規定以上(2%以上)含まれている化粧品には、水溶性と脂溶性それぞれにマークが入っています。

水溶性フラーレンはR.S.(ラジカルスポンジ)、脂溶性フラーレンはL.F.(リポフラーレン)というように、サッカーボールの形をしているフラーレンと共に描かれています。

更に水溶性フラーレンと脂溶性フラーレンが両方入っている化粧品にも、特定のマークが付いています。

肌には水分と油分が存在し、どちらにも活性酸素が発生しています。

ですので、どちらの活性酸素に働きかける為にも、両方入っているものを使うことをオススメします!

脂溶性フラーレンの開発には独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」から補助金を出されています。

フラーレンには国も認めるだけの効能があり、画期的な成分としてとても注目を浴びているのです。

夏は終わりますが、紫外線は1年中降り注いでいます。更にストレスそのものをなくす事は難しい事です。

様々な原因で発生する活性酸素ですが、それを除去して健康的な肌や体を保つためにも、フラーレンという成分に目を向けてみてはいかがでしょうか。