くまはどうして出来る?それぞれのくまに合ったお手入れと対策!

Periorbital dark circles

お化粧する時にコンシーラーで、必ずと言っていいほど目の下のくまを隠す人は大勢いると思います。
くまがあるとどうしても顔色が悪く見えてしまいますので、くまは出来るだけ隠したいものです。


コンシーラーで隠すのも良いですが、くまを薄くしたり、これ以上濃くならないようにという対策も必要になってきます。
青ぐま、茶ぐま、黒ぐま
と、くまの種類は3つあります。
くまが出来る原因はそれぞれで違いますので、対策も勿論変わってきます。
まずは自分のくまがどれにあたるかを見極めていきましょう。

 

1.青ぐまはとにかく血行を良くしてあげることが大切です

 

青ぐまは生まれつき血行が悪いという、遺伝的な体質が大きく関係しています。
特に色白の人は血管が見えやすく、くまも青く目立ちます。
生まれつきのものなので、くまを完全に消す事は出来ませんが、生活習慣の改善である程度薄くする事は出来ます。
①冷たい飲み物や食べ物を控える
②身体を冷えさせるような格好をしない
③運動不足の人はウォーキング等の軽い運動をする

 

など、とにかく冷えないようにして、血行を良くしてあげる事が大切です。
また、目が疲れた時に目の周りのツボを押してあげることも血行促進にはおすすめです。

 

2.その黒いくまは、「くま」ではなく別のあるものです!

 

目の下に黒っぽいものが出来るとそれを総じて「くま」と呼ぶ事がありますが
本来くまと呼ばれるものは、血行不良で出来る青ぐまと呼ばれるものです。
上を向くとくまが薄くなる感じがありましたら、それが黒ぐまです。
黒ぐまは、目の下の皮膚がたるんで影が出来る事によって出来てしまいます。
つまり、黒ぐまは「くま」というよりも「たるみ」と呼んだ方が正しいでしょう。
たるみが出来てしまう原因は、加齢などによるコラーゲンの減少で、皮膚にハリが無くなってしまった事によるものです。
なので、スキンケアでコラーゲンを増やしてあげることが大切です。
コラーゲンを増やすには、レチノールが配合されたものを使うと良いでしょう。
レチノールにはコラーゲンを増やす働きがあるので、アンチエイジングの化粧品によく使われています。
ただレチノールは効果が強いため、お肌が弱い人が使うと赤みが出たりします。
なので最初のうちは3日に1回などの少ない頻度で使っていきましょう。回数を重ねていくと赤みが無くなってきます。
また、たるみが気になるからと皮膚を伸ばしたりするのは、逆に皮膚が伸びてしまいたるみ(黒ぐま)を悪化させてしまうので、注意しましょう。

 

3.茶ぐまには美白ケアを取り入れましょう

 

茶ぐまに関しては、くま部分を引っ張っても上から見ても、特に変化はありません。
目の周りに小さなシミやくすみが集まって出来たものがくまのように見え、それが茶ぐまと呼ばれるのです。
茶ぐまの原因になるのは紫外線の他に、目がかゆくてこすったり、アイメイクを落とす時に強くこすったりする事も当てはまります。シミなどの原因であるメラニンは、紫外線の他に摩擦による刺激でも出来てしまいます。
出来てしまったメラニンを排出するには、美白系の化粧品でスキンケアをする必要があります。
メラニンの排出を促してくれるビタミンC誘導体が配合された化粧水や、美白成分が配合された美容液やクリームを使っていきましょう。
勿論新しくメラニンを作らないためにも、紫外線対策を行う必要もあります。
日焼け止めやファンデーションで肌をしっかりとガードをして、UV加工のされたサングラスを掛けて徹底した対策を心掛けましょう。
また、ピーリングをする事によっても効果が期待できます。
フルーツ酸が配合された洗い流すタイプのもので、週に1回程ケアをしていきましょう。
目の周りの皮膚は薄くデリケートで、ジェルなどのこするタイプのものを使うのは逆効果
になりますので、使うのはやめましょう。

 

4.加齢によりくまは目立ってくるので、くまのケアは早い目に!

 

どのくまも、年齢を重ねる事によって目立ちやすくなります。
眼球の周りには、まぶたを支える役割のある脂肪が覆っているのですが、目元の皮膚はとても薄いので、加齢によりコラーゲンが減少してしまうと、たるみが出来やすくなるのです。
そして目の周りの皮膚は、皮脂の分泌が少なく乾燥しやすいため、バリア機能は他の部分に比べて弱く、更にメラニンの元となるメラノサイトの活動が活発な部分でもあります。

 

それによってこすったりや紫外線を浴びたりなどをすると、メラニンが生成されやすいので、シミが出来やすくなるのです。
将来くまを作らない又は、今あるくまをこれから目立たさない為にも、自分のくまがどういうものなのかを理解し、的確なくまへのケアをしていくことが大切です。